■オークやナラは広葉樹です。
ホワイトオークやレッドオークなど、さまざまな種類がありますが、一般的には木目が美しく丈夫な材です。
家具やウィスキー、ワインの樽などに用いられます。重厚感があり耐久性に優れています。
フローリング材としては、もっとも人気の高い樹種です。
サラサラとした肌触りと力強い木目ながら、比較的すっきりとした印象でおちついた空間を演出します。
■パインは針葉樹です。
代表的な材で、伐採国や地域によって材質や風合い、強度などが異なります。
レッドパインは節のある自然な風合いと柔らかな質感なので素足で歩く床に向いています。

■カラーバリエーション

■無垢の魅力
無垢の木材に触れると、ほんのりと暖かみを感じます。
無垢のフローリングの硬さはその樹種の密度、つまり気乾比重によって決まります。そして木材の温かさというものもその樹種の気乾比重によって決まります。空気をたくさん含むことで、天然の断熱材の役割をしているからです。
一般的に「固い木」と「柔らかい木」なら「柔らかい木」の方がより暖かさを感じます。
木のほのかな香りがリラックス効果を生みます。この香りの正体は精油です。この精油成分によって、抗菌作用や消臭効果があるといわれています。
木はコンクリートの約２倍の優れた断熱性があるといわれます。周囲の温度変化を受けにくいとされています。夏は涼しく、冬は暖かく過ごすことができます。
無垢は合板フローリングに比べるとコストは高めですが、材質が長寿命なためコストパフォーマンスに優れています。
また、無垢の床材は時間が経つ毎に硬く、強度が高まります。風合いの変化も時間とともに楽しめる材です。

■選ぶポイント
同じ木でも一枚一枚表情が違います。パイン材は時間が経過すると、あめ色に、オークは色が濃く変化していきます。
オークは硬く傷がつきにくいため店舗などに用いられます。レッドパインは柔らかく、傷がつきやすいですが衝撃を吸収してくれます。
木目が比較的はっきりしている樹種はオークやタモ、栗です。木目がおとなしい樹種はパインやメープルになります。

■注意点
温度・湿度の変化で表面が反ったり、乾燥して収縮したりします。
自然素材だからこそ、節が入っていたり一つ一つ木目が違うこともあります。
天然無垢のフローリングは、空気中の水分を吸収・発散する働きがあるため、膨張・収縮する場合があります。
施工状況によっては不都合が生じることがあります。

■施工後お手入れ
水をこぼしたり、濡らした場合は速やかに拭き取ってください。長時間の水濡れはシミや汚れの原因になります。
紫外線にあたると、床材は日焼けなどで変色します。絨毯やカーペットを敷くと色違いの原因となりますのでご注意ください。
日頃のお手入れは水を使用せず乾いた布や市販の科学雑巾などを使用して乾拭きするようにしてください。
ワックスをかける場合は市販の床専用油性または樹脂製のワックスをご使用ください。水拭きや水生ワックスの使用は床材の伸縮・床鳴りの原因になりますのでおやめください。
自然塗装商品には市販の自然塗装用のワックスを使用してください。

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